トランプ革命で世界はこう動く

幸福実現党外務局長 及川幸久 講演抜粋

幸福実現党出版局では、毎月1回、政党役員を講師としたセミナーを開催しております。次回は2月26日(日)、釈量子党首によるセミナー『光と闇の戦い』を予定しています。

どなたでもご参加できますので、お知り合いの方をお誘い合わせの上、ふるってご参加ください。

 

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第1回 党出版局セミナー

「法戦の時は来たれり」―『トランプ革命』で世界はこう動く―より抜粋

講師:及川幸久(幸福実現党外務局長)

 
 皆様、今日は我が幸福実現党党本部にたくさんお越しいただきまして、まことにありがとうございます。幸福実現党外務局長の及川幸久です。

 トランプ氏のアメリカ大統領当選を、大川隆法総裁は「革命」と呼ばれました。「革命」ということはどういうことかというと、今までなかったことが起きるということです。今まで不可能だったことが、可能になるという、そういう意味であります。

 この「革命」の中味を理解するためには、ドナルド・トランプ氏の掲げている政策を正確に知らなければなりません。今回のアメリカ大統領選挙で非常に特徴的だったことは、ゴシップばかりが報道され、政策論争がほぼ何もなかった。特にマスコミは、いわゆる「暴言」と呼ばれる発言ばかりに焦点を当て、「トランプの政策は一体何なのか」ということが、ほとんど論じられませんでした。

 

大統領選の勝敗を分けたものは、何だったのか?

 なぜトランプ氏が勝ったのか。それは、「グローバリズムの崩壊」です。「国民国家の復活」であります。世界各国には、それぞれ異なる歴史や文化、宗教がありますが、グローバリズムというのは、それをすべて同じようにしようという政策であり、共産主義の発想なのです。

 トランプ大統領は、この「グローバリズム」と「大きな政府」を終わらせようとしています。これはオバマ政治の敗北なのです。オバマがやってきたことを、トランプ氏は否定し、アメリカ国民は、そのトランプを選んだわけです。

 ということは、今回の選挙で負けたのはヒラリーではなくて、オバマなのです。これが、新しい時代の流れです。「トランプ革命」の実体は、こういうものなのです。今までとはまったく違う、そういう流れが起きようとしているのだということを、ここで知っていただきたいと思います。

 これまでのアメリカは、日本の首相が靖国神社に行こうと思ったら、「行くな」と止めていました。北方領土の交渉をソ連とやって、北方領土が返ってくるようになろうとすると、アメリカが必ず止めました。アメリカが介入していなければ、北方領土の少なくとも二島は、とっくに返ってきています。いまだに返ってきていない。なぜか。アメリカの介入主義です。北方領土問題の最大の障害は、アメリカだったわけです。それをやめるというのが、実はトランプ氏の外交政策です。

 

「ISIS」の創設者は、実はオバマでありヒラリー

 トランプ氏は、こう言っています。「サダム・フセインやカダフィが権力者でいた時のほうが、世界にとってよかった。」そのとおり。イラクもそうだし、リビアもそうです。この人たちを殺すのはいいけれど、そのあともっとひどくなっています。それに対して、アメリカは何もしない。

 トランプ氏は大統領選挙中での演説で、「イスラム国(ISIS)の『創設者』は、実はオバマ大統領だ。そしてヒラリー・クリントンは『共同創設者』だ」と、再三にわたり指摘しました。これを聞いたアメリカのマスコミや国民たちは、「またトランプが馬鹿なことを言い始めた」と一斉に批判しましたが、この内容は正しいです。ISISの創設者は、実はオバマであり、ヒラリーでありました。

 このことを、幸福実現党の大川隆法総裁は、書籍『トランプ新大統領で世界はこう動く』の中でこう述べています。

「オバマやヒラリーでなかったら、ISは存在していなかったでしょう。」

 そのとおりです。さんざんイラクやリビアにアメリカが介入し、権力者を殺して、そのあと民主化してくれるのだったらいいですが、アメリカは何もせずに帰ってきた。その結果、現れたのがISISです。

 それを大転換するというのが「トランプ革命」です。トランプ革命というのは、アメリカだけで起こるのではありません。ヨーロッパ各国、つまり、世界で起きようとしているわけです。

 世界で起きるということは、日本でも起こります。

 これは、新しい世界の潮流なのです。

 グローバリズムが崩壊し、「大きな政府」がもう崩壊し、「小さな政府」に向かう。日本で、その受け皿になるのは誰なのか。私は幸福実現党の人間だから言うわけではありませんが、日本をずっと客観的に見渡してみて、彼らと同じ志を持っているのは幸福実現党しかありません。ここしかない。

 ここが、来年以降、「トランプ革命」の世界の潮流の日本版を担うはずです。

 これからこの「トランプ革命」の流れが起きたら、この同じ志、同じ考え方を持ったところが、必ずこの「トランプ革命」の流れに乗ってきます。
ヨーロッパの保守的な新しい指導者たち、ドナルド・トランプ――そして日本は、「幸福実現党」です。

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