株式会社ビジネス社への抗議文について

幸福実現党は、株式会社ビジネス社発行の書籍「中国はアメリカに戦わずして勝つ」(副島隆彦著)の中に、幸福実現党が参政党に姿を変えたかのような虚偽の記述が複数あり、同社に対して下記の内容で、正式に抗議をおこないました。

 

2025年10月23日

(株)ビジネス社 代表 唐津 隆 殿

幸福実現党
広報本部長 中家康之

御社発刊本における虚偽記述に対する抗議

御社が発刊された『中国はアメリカに戦わずして勝つ』(副島隆彦著)には、幸福実現党に関する虚偽・捏造と言わざるを得ない事実無根の記述が複数見られます。これに対して強く抗議すると共に、当該書籍からの削除を申し入れます。

当該書籍のp.134には「参政党というのは、以前は幸福実現党という名前の集団(政党)だった。それがコロリと姿を変えたのだ。(中略)姿形を変える、本当に気色の悪いやつらで、組織の名前や、言っていることをコロコロといつの間にか変えて、まったく新しい集団の顔で突如、国政選挙に打って出る」とありますが、一体何を根拠にこうした記述がなされているのか甚だ疑問です。
幸福実現党は現在も存在し、全国で活動しており、55人の公認地方議員がいます。補選や地方選では参政党とも競合しています。そもそも幸福実現党と参政党とは、国家観や政治哲学において大きな違いがあり、特に経済政策はほぼ真逆の内容と言えます。わが党は「小さな政府」や「自由主義」を強く志向する政党であるのに対し、参政党は鉄道やNTTの再公営化、第一次産業従事者の公務員化など「大きな政府」を訴えています。外交・安全保障に関する政策や移民受け入れのスタンスも異なります。さらに基本的な主張は立党以来ブレずに一貫しており、何をもって「言っていることをコロコロ変える」と言われるのか不明です。この点、わが党の発刊物や政策集を確認せず記述していることは明白です。もし、一部の元党員が活動していることをもって「幸福実現党が参政党にコロリと姿を変えた」としているのだとしたら、非常に無責任かつ軽率であるとの誹りは免れません。
また、p.138の「『幸福の科学』の教祖(グールー)であった、あれほど有名であった大川隆法が、2年前の2023年(3月2日)にコロッと死んだ。港区高輪にある、まるで白い宮殿のような本部の10階建てのビルの中で死んだ。殺されたのである」との記述は、甚だ不謹慎で不見識極まりなく、絶対看過できるものではありません。しかも、参拝・研修施設である、港区高輪の東京正心館について「10階建ての宗教法人の本部」との記述は明らかな事実誤認です。これをもってしても、幸福の科学や幸福実現党に関する基本情報を確認した痕跡はないと言わざるを得ません。
さらにp.140にある「彼らの大看板だった大川隆法の、次が神谷宗幣なのだ。大川隆法から神谷宗幣に大看板を架け替えたのだ」という記述に至っては、根拠のない妄想と言わざるを得ないレベルです。大川隆法総裁は、幸福の科学の本尊であり、信仰の対象です。幸福実現党にとっても創立者であり、党総裁であり、党の政治思想の根幹にして精神的な柱ともいうべき存在です。それが無関係の他党の代表に架け替えたとするのは、我々への冒涜です。

以上の記述は、著者である副島氏に責任がありますが、こうした捏造レベルの虚偽の記述を基本的なチェックもせず発刊した御社にも重大な責任があると考えます。
このようなフェイクをまき散らすのは、甚だ迷惑であり、政治活動の妨害にもなりかねません。貴社の誠実な対応を求めます。

幸福実現党関連の事実誤認箇所

  • l 134ページ6行目から136ページ2行目まで
  • l 137ページ1行目から3行目まで
  • l 138ページ9行目から140ページ8行目まで

以上

 

添付資料

御社発刊本における虚偽記述に対する抗議

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