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「フジサンケイ・ビジネスアイ」WEBサイトに、連載記事【太陽の昇る国へ】が掲載されましたので、その一部を転載いたします。
--先般、ナイロビでアフリカ開発会議(TICADVI)が開催されました
長年にわたって、中国は資源獲得・権益確保のため、国を挙げてアフリカ進出を図り、影響力を強めています。こうしたなか、日本として、アフリカのインフラ整備や人材育成などのため今後3年間で3兆円規模の投資を行うことを表明したほか、成果文書である宣言で、中国を念頭に、海洋秩序の維持が確認されたことなどは意義があったと思います。
中国は東シナ海や南シナ海で強引な海洋進出を図るほか、ジブチに海軍基地の建設を進めるなど、インド洋での影響力拡大もうかがっていますが、その覇権確立はなんとしても阻止しなくてはなりません。世界の秩序が揺らぐなか、中国を牽制(けんせい)するとともに、日本の国連安保理常任理事国入りを実現するためにも、経済・安保両面でアフリカ諸国との関係を一層強めねばならないと考えます。
--安全保障問題に関し、中国と並んで気がかりなのが、今年に入りミサイル発射を繰り返す北朝鮮の動向です。今月5日にも、3発の弾道ミサイルを発射し、北海道沖の日本の排他的経済水域(EEZ)に落下しました…