平成30年7月豪雨 幸福実現党 3県で現地対策本部を設置

釈党首が広島を視察

幸福実現党は、豪雨により甚大な被害が出ている広島県本部、岡山県本部、愛媛県本部に現地の災害対策本部を設置しました。

幸福実現党広島県本部は8日に災害対策本部(対策本部長:国領豊太県本部代表)を設置し、各地の被害状況の確認や、今後の支援活動の準備を行っています。

広島県では相次ぐ土砂崩れで山陽道など高速道路の通行止めが続き、JR在来線も一部区間では運転再開の見込みが立っていません。停電や断水など、ライフラインの復旧にも相当の時間がかかるとみられています。

釈量子党首は8日に広島市、9日に呉市を慰問しました。以下は、現地の様子です。

 

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数十年に一度ともされる今回の豪雨によって、亡くなられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。天候は回復し、雨は止んだものの、各地では生活の復旧の見通しが立たず、避難生活を余儀なくされている方もいらっしゃいます。

今回、広島入りするにあたり、広島空港に着陸する前に飛行機から下を見た時に、流木と土砂が流れ込んで道路を寸断している様子が見えました。空港周辺の東広島市も、土砂崩れで亡くなる方が多数出ています。

中国自動車道経由で広島市に入りましたが、スーパーやガソリンスタンドに入るために渋滞が発生しています。店には商品がほとんど並んでいない状態でした。

呉市では、道路が至るところで寸断されて通行止めになり、復旧作業が進められていました。軍港としても知られる呉は、「九嶺(きゅうれい)」が語源との説もあるように、山に囲まれた地域です。市内では孤立している集落も出ており、救助活動が続いているといいます。道路の一部が陥没している箇所も多くありました。

2018年7月豪雨災害 幸福実現党 3県で現地対策本部を設置

2018年7月豪雨災害 幸福実現党 3県で現地対策本部を設置

2018年7月豪雨災害 幸福実現党 3県で現地対策本部を設置

 
断水に伴って給水車もフル稼働しており、長蛇の列ができていました。自動販売機やスーパーも含めて水はどこも売り切れになっていて、とにかく水が足りません。道路の多くは通行止めになっており、JR呉線は復旧の見込みが立っていません。また、携帯電話はケーブルの故障でつながらない状況でした。

2018年7月豪雨災害 幸福実現党 3県で現地対策本部を設置

市内では何度も自衛隊車両とすれ違いましたが、救助や捜索活動に尽力する自衛隊員が本当に頼もしく、感謝の気持ちが湧いてきました。

土砂崩れが発生した場所の付近で「宅地造成工事規制区域」の看板が見られました。広島県は水を含むと土砂崩れしやすい「真砂土」の土壌が広がっており、土砂災害が起こりやすい地域です。広島県の「土砂災害警戒区域」は約4万9500カ所と推定されますが、その数は47都道府県の中で最多です。

2018年7月豪雨災害 幸福実現党 3県で現地対策本部を設置

広島県では、これまでも大雨のたびに、繰り返し土砂災害が起きて多くの方が亡くなっており、地元の方はたいへんな恐怖を感じていらっしゃいます。今回の大災害を機に、国も建設国債などによって、抜本的に広島県の「国土強靭化」に取り組むべきではないかと感じます。

災害対策は、自助・共助・公助と言われます。政府は自助の例として「1日当たり3リットルの水を3日分」確保することを推奨していますが、被災直後は現地に支援物資を届けることがどうしても物理的に難しくなってしまうためです。今回、土砂災害に見舞われなかった地域でも、ぜひ、まずご自身のできるところから取り組んでいただけたらと思います。

幸福実現党としては、各地の市議・町議とも連携し、今回の災害からの復旧に向けて活動するともに、地域の実情に合わせた災害対策を進めてまいります。

幸福実現党 党首 釈量子

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