「第二の天安門事件」の危機迫る
日本は『香港革命』への支援を
幸福実現党
党首 釈量子
香港市民の自由を奪うとして大規模な抗議デモが起きていた「逃亡犯条例」改正案の撤回が表明されました。しかし、抗議活動期間にすでに死傷者や逮捕者が出ており、多くの市民は「5つの要求」を求めて今後も戦い続ける姿勢を見せています。
私も実際に香港に行き、市内で行われた讃美歌を歌う集会やデモを見て、市民や活動家らに話を聞きました。一部国内メディアは、デモを暴動と報じていますが、「暴徒」なのは香港警察です。丸腰の市民を暴力的に制圧するなど常軌を逸しており、それを容認してきた行政府や中国共産党政府への市民の不信感は増大する一方です。
中国建国70周年に当たる10月1日を前に、「第二の天安門事件」の危機が高まっています。今、香港で起きているのは、迫りくる中国の全体主義に対して、自由を求める「香港革命」です。これに日本は無関心であってはなりません。日本とアジアの自由や民主主義を守るために「アジアの盟主」として中国を非難する立場を明確にすべきです
このままだと、台湾・沖縄も危ない
日本は静観していていいのか?
日本
静観
「平和的に対話を通じて問題が沈静化することを期待する」
河野太郎外相
8月20日 日中外相会談
アメリカ
中国牽制
米議会「香港人権・民主主義法案」審議入りの動き
「香港で天安門事件が再現される事態となれば、中国との貿易協議で合意するのは一層困難になる」
トランプ・米大統領
8月18日
台湾
香港支援
「香港の人たちへ、台湾や世界中の志を同じくする友人が支持していることを覚えていてください」
蔡英文・台湾総統
6月12日のツイート
7月19日、台湾政府は保護を求める香港の人を援助する方針を発表
イギリス
香港支援
「香港市民には英国籍を与えるべきだ。香港の抗議運動を支援する英国の姿勢を見せるときだ」
トム・タジェンダット
イギリス下院・外交委員長
8月中旬
ドイツ
香港支援
「香港市民の権利と自由が認められなければならない」
メルケル・独首相
李克強・中国首相との会談で 9月6日
中国
香港の「自由」と「民主主義」を守る行動を
香港境界に武装警察、装甲車100台が集結
8月15日
6月
香港デモ
逮捕者は1,100人に
(8月末現在)
中国の考え
台湾独立の動きに対して「武力行使を辞さない」
南シナ海の諸島や尖閣諸島は「中国固有の領土」
習近平・中国国家主席
7月に発表された「新時代の中国国防」より
次は尖閣・沖縄が危ない!
「一帯一路に関する日本の出入り口として沖縄を活用してほしい」と中国側に提案
玉城デ二ー・沖縄県知事
4月20日
沖縄に忍び寄る「一帯一路構想」
中国の「一帯一路」は諸外国から「債務の罠」と考えられている。例えば多額の債務を負わせ、その借金のカタに港を軍港化するケースがある。
「香港革命」の実現で世界を守ろう
幸福実現党 香港問題解決 3つの政策
香港は、中国の覇権主義を封じ込めるために最前線で戦っています。香港を守ることは、台湾や日本を守ることにもつながります。「香港革命」を後押しするため、幸福実現党は次の政策を提案します。
1 香港政府に対して市民が求める「5つの要求」(※)の受け入れを働きかけること。
2 中国政府が香港の「一国二制度」を守らない場合は、米国、英国などと連携し中国への経済制裁などを行うこと。
3 万が一、香港に対する中国の武力鎮圧があった場合、邦人約2万人が安全に避難できるよう自衛隊艦船や民間船の派遣を速やかに進めること。
日本とアジアを守るために
現行憲法にも違反しない
香港沖に自衛隊派遣を
北京政府が武装警察や人民解放軍を使って市民らの弾圧に動けば、香港在留の2万人以上の日本人にも危機が及びます。
幸福実現党は、邦人保護のために、自衛隊を香港沖に派遣すべきと考えます。自衛隊法84条の3は、自国民保護の目的で自衛隊を派遣する際、相手国の同意や相手国との戦闘に巻き込まれないこと等を必要としています。しかし、武力弾圧で被害を受けた自国民を放置することは、国民の生命や安全を守る憲法の趣旨に反し、違憲性が高いと言えます。
まずは、自国民保護の目的を同じくするアメリカ、イギリスと連携し、香港沖に自衛隊を展開し、邦人の生命を守る意思があることを明確にすべきです。これは、今後予想される台湾有事等でも自衛隊が動くという姿勢を示すこととなり、中国の覇権主義の抑止にもつながります。
香港市民が求める「5つの要求」(※)
1 「逃亡犯条例」改正案の完全撤廃
2 市民活動を「暴動」とする見解の撤回
3 デモ参加者の逮捕・起訴の中止
4 警察の暴力的制圧の責任追及と外部調査実施
5 行政長官の辞任と民主的選挙の実現
緊急発刊! 9.3収録
習近平vs.アグネス・チョウ 守護霊霊言
世界が注視し、予断を許さない香港デモ。
習近平・中国国家主席と民主の女神と称されるアグネス・チョウ、双方の守護霊による赤裸々な主張から、対立の争点を明らかにした衝撃の最新刊。
大川隆法 著
幸福の科学出版刊
定価1,512円(税込)