迫りくる人権弾圧国家の脅威中国依存で日本は滅びる?
幸福実現党
党首 釈量子
コロナ・パンデミックで世界が混乱するなか、米中関係を中心に世界の戦略地図が劇的に変わろうとしています。アメリカでは親中路線をとるバイデン政権が誕生し、アメリカが世界のリーダー国でなくなろうとしています。一方、新型コロナの発生源である中国は、WHOの調査に圧力を加えて事実を歪めると同時に、周辺地域に対する強圧的な姿勢をあらわにしつつあります。日本は従来の「アメリカ頼み」や「親中路線」と決別し、全体主義国家・中国の脅威を押しとどめるために腹を決めなくてはなりません。
平気で人の命や自由を奪う中国
バイデン政権になってから、中国共産党は周りの国や地域への軍事的な圧力や人権侵害を繰り返しており、自由や民主を尊重する国々から非難されています。
人権無視の“中国化”政策
新疆ウイグル自治区では「避妊手術の急増」や「収容所での組織的な性的暴行」が行われていることが明らかになっています。これはウイグル人を根絶やしにして“中国化”する暴挙です。
香港の自由は風前の灯
香港警察は1月6日、香港の前立法議会議員を含む53人の民主派を「香港国家安全維持法」違反の疑いで逮捕しました。「一国二制度」の国際的な約束は完全に踏みにじられました。
台湾に伸びる魔の手
1月末、多数の中国軍機が台湾の防空識別圏に侵入しました。さらに中国国防相は台湾に対し、「台湾独立は戦争を意味する」とけん制しました。
母国語が消滅の危機!?
内モンゴル自治区では中国政府がモンゴル語での学校教育を制限し、現地で抗議活動が広がりました。
日本領の中国支配が現実味
中国は海警局の船舶に武器使用を許可した海警法を、2月より施行。その後、海警局の船が尖閣諸島周辺の領海に何度も侵入し、一隻は「砲」とみられる武器を搭載していました。
神仏の正義を貫き
「リーダー国家」の使命を果たす
日本はアジアのリーダーとなれ
海警局の武器使用を認め、侵略の意思を隠さない中国に対し、日本政府は「注視していきたい」などと述べるのみで、具体的な対策は講じていません。
一方、バイデン米大統領は、中国が香港やウイグル、台湾で行っていることを「批判しない」などと語っており、トランプ政権時の対中強硬路線から一転して中国への協力的な姿勢も示しています。
今こそ国防に対する意識を変え、「自分の国は自分で守る」という世界標準の国とならなくては、国民の安全を守れなくなります。また中国の覇権拡大を押しとどめる「中国包囲網」の形成のために、イギリスやオーストラリアなどと同盟を結ぶと共に、自由主義国と連携する必要があります。
中国に頼らない日本経済の復興を
貿易や観光をはじめ、現在の日本経済は中国なくして成り立たなくなっています。また、中国には日本企業の製造業の工場や拠点が数多くあります。
こうした状況を放置すれば、人権を尊重しない中国の意向で日本の経済が左右されることになり、極めて危険です。
日本の自由と人権、安全を守るためには、中国から経済面で自立する必要があります。食料や医薬品などの必需品はもちろん、自動車産業や鉄鋼業など主要な産業を守るために、製造業の国内回帰を促さなければなりません。その際、投資額に応じた税務上の優遇措置など、支援策が必要です。
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