【幸福実現党NEWS】世界の中で漂流する日本 「武士道の国」として甦るために

 

世界の中で漂流する日本
「武士道の国」として甦るために

 

釈量子

幸福実現党

党首 釈量子

日本では今夏の選挙でも、与野党ともに現金給付をはじめとしたバラマキ政策を訴えました。一方、世界各地で多発する危機的状況に対して、日本の役割を訴えることのできる政治家は皆無です。戦後、教育や政治から「宗教」が骨抜きにされ、精神的な主柱が失われたために「正義とは何か」を考えることができなくなっているのです。「正義のある平和」に向けて、日本は「武士道精神」を取り戻さなければなりません。

 

世界の中で漂流する日本 「武士道の国」として甦るために

 

イラン―イスラエルの危機とアメリカの介入

イランが核兵器や弾道ミサイルの開発を加速しているとして、6月13日、イスラエルがイランの核施設などを奇襲攻撃しました。これにイランが報復し、12日間に渡って攻撃の応酬が続きました。今回はアメリカがイランの核施設を攻撃し、その後、アメリカによる仲介で停戦が行われました。トランプ大統領は「イランの核保有」には一貫して反対しつつ、双方のメンツを保ちつつ自制を求めながら停戦を実現しました。

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イランの裏で暗躍する中国・北朝

イランは中国、北朝鮮と協力関係を深めながら、両国から弾道ミサイルや核兵器の開発・製造の支援を受けていると言われています。イランが核兵器を持つと、エジプト、サウジアラビア等も核を保有する恐れがあります。
「核武装したイスラム教国にイスラエルが囲まれる」という状況になれば、『新約聖書』にも予言されているとおりの「ハルマゲドン」(最終戦争)を招きかねません。

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イランの弾道ミサイル(Shahab-3)
北朝鮮からの技術供与で開発されたとされる
Majid Asgaripour/ CC BY 4.0

 

各地で混乱を助長する中国

中国はイスラム教国で唯一の核保有国であるパキスタンとも軍事・経済面で強固な関係を築いています。今年5月に起きたインド―パキスタンの武力衝突では、パキスタンに防空システムや衛星支援も提供するなど直接的な関与が疑われています。また中国はロシアに対しても軍事的な支援を行うなど、各地で混乱を助長しています。

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中国製戦闘機「殲-10C」
今年5月のインド-パキスタンの軍事衝突でもパキスタン側が運用した
Alert5/CC BY-SA 4.0

 

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世界平和に向けて
日本の果たすべき役割

 

利害を超えて正義を貫く「武士道精神」を取り戻す

かつて日本には利害を超えて「正義を貫く」という「武士道精 幸福実現党の活動報告神」があり、世界から尊敬を受けていました。一方、今の日本は中東情勢に対しても「石油や天然ガスが手に入るかどうか」という点でしか関心がありません。しかし、憲法九条に基づいて「何もしなければ平和でいられる」という考え方ではもはや一国の平和も守ることはできません。今こそ日本は、「正義のある平和」の実現を目指し、正しさのために尽力する武士道精神を取り戻すべきです。そのためにも、まずは激動の世界の中で動じないエネルギー安全保障や国防強化を目指すことが大切です。また台湾関係法の制定、さらには日台同盟の締結を目指し、「台湾を二度と見捨てない」ための体制も必要です。

幸福実現党の活動報告

台湾で「台湾関係法 幸福実現党試案」を発表

2024年9月6日、「日台友好に関する記者会見」を台湾立法院にて開催

幸福実現党日台友好議員連盟の台湾視察報告

2025年5月12日~15日、党日台友好議員連盟の地方議員19名が台湾を視察

 

宗教的な相互理解で中東の平和を

宗教への理解なくして国際情勢は分かりません。日本はイスラエルともイスラム諸国とも良好な関係を維持しており、本来であれば背景にある宗教対立の原因を知ったうえでその争いを仲裁する役割を果たせるはずです。
イランのイスラム教、イスラエルのユダヤ教は共に一神教ですが、お互いが相手を異端・邪教と見て潰そうとしています。争いの根本的な解決には、政治外交を超えて、イスラム教とユダヤ教(キリスト教)を指導していたのは共に中東全域を覆っていた愛の神・エローヒムであったことを理解し合うことが大切です。

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「自由・民主・信仰」の世界を目指して

イスラム教は本来、「寛容」と「平和」の宗教であり、キリスト教と調和し共存していた時代もありました。自由と民主主義の精神を入れ、核兵器開発をやめて欧米諸国に歩み寄るべきです。一方、イスラエルは、イスラム教徒を過度に敵視する姿勢を改める必要があると言えます。
宗教の違いを乗り越えて、「自由・民主・信仰」の価値観のもとで無神論、唯物論勢力の拡張を止めることこそ世界平和への道です。トランプ外交の基本戦略も対中抑止であり、日本は中国包囲網の形成をリードしていくべきです。ロシア-ウクライナ戦争についても、ウクライナ支援に傾くのではなく、いち早い停戦を後押しし、ロシアを含めた信仰心を持つ国で中国、北朝鮮の封じ込めを目指すことが大切です。

 


 

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書籍

天御祖神 武士道を語る
現代に求められる真実の死生観

日本文明の源流に立つ
「天御祖神」が明かす、武士道の根本精神。

大川隆法著 幸福の科学出版刊

 

幸福実現党 立党の原点
仏国土・地上ユートピアを目指して

なぜ大川隆法総裁は幸福実現党を立党されたのか。
立党の原点を改めて振り返る。

幸福実現党編 幸福の科学出版刊

 


 

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参考 世界の中で漂流する日本 「武士道の国」として甦るために

参考 幸福実現党NEWS vol.175 世界の中で漂流する日本 「武士道の国」として甦るために

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