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本日、政府は、日韓併合百年を機に、「歴史に対して誠実に向き合いたい」として、菅直人首相談話(以下、「菅談話」)を発表し、過去の「植民地支配」に対し、「反省とお詫び」を表明した。
「菅談話」は、日韓併合について、当時の世界情勢の中で日本が置かれた立場と地政学的要因を一切踏まえておらず、自国の安全と繁栄を確保しようとした先人の努力を完全否定し、一方的に「自らの過ち」として断罪するものである。並びに、日本による統治が韓国の経済、産業、教育等の近代化と発展に寄与した功績も全く考慮されていないことは遺憾である。
また、昭和40年に日韓両国の合意において締結された「日本と大韓民国との間の基本関係に関する条約」によって、日韓の戦後補償の問題は「完全かつ最終的に解決」されている。にもかかわらず、過去のことを蒸し返し、謝罪する「菅談話」は、日韓友好を根本から揺るがすものであり、今後、日韓友好を進めていく上において、「村山談話」や「河野談話」と同じく、由々しき障碍をもたらすことは避けられない。
以上により、「菅談話」は日本の民族の誇りを傷つけると共に、日本の国益を大きく損なうものであり、内閣総理大臣としての公式見解として発表する内容としては著しく問題があり、到底、看過し得ない。
したがって、幸福実現党は「菅談話」の即時撤回を求めると共に、日本国の内閣総理大臣としての根本的資質に欠ける菅直人氏に対して、即刻、退陣を求めるものである。
幸福実現党 党首 立木秀学