3月31日、野田政権が推し進める増税路線に反対の声を上げる「増税が国を滅ぼす!国民集会」が東京・日比谷公園大音楽堂で開催され、幸福実現党は協賛団体として参加しました。
日比谷公園大音楽堂の様子
前夜からの強風に加え、開始前には雨が降り始めたにもかかわらず、会場には雨がっぱに身を固めた約3000人が集結。雨よけのカバーをつけたベビーカーを押す母親の姿も見られました。
集会ではまず、実行委員長の日本税制改革協議会会長・内山優氏が、「雨が降ったら増税、風が吹いても増税、晴れても増税と、古今東西、政府は『お金が足りない』と訴える。しかし日本の納税者は、すでに収入の半分を税として収奪されている」と挨拶しました。
日本税制改革協議会会長・内山優氏
続いて、千葉商科大学大学院教授、公会計研究所代表・吉田寛氏が、「税収を上げたいのであれば、まず国民を豊かにする。これが民主主義の税収の上げ方である」と主張しました。
千葉商科大学大学院教授、公会計研究所代表・吉田寛氏
前兵庫県加西市長、兵庫総合研究所理事長・中川暢三氏は、「社会保障給付を高い水準で続けながら、財源が足りないからといって増税するのは極めて単純な発想。持続可能な社会保障の仕組みを作るとともに、フラットでシンプルな税制に変えるべき」と指摘しました。
前兵庫県加西市長、兵庫総合研究所理事長・中川暢三氏
また聖学院大学教授・鈴木真実哉氏は、「税金とは、みんなが一緒に使う公共財を供給、生産するために集めるものであり、国民の懐にばらまくためのものではない。正当でない使い道のために、税金を集められたのではたまったものではない」と訴えました。
聖学院大学教授・鈴木真実哉氏
幸福実現党・ついき秀学党首は、「野田首相は消費増税法案の成立に『政治生命をかける』と言っているが、政権交代時に『4年間、増税をしない』と言ったはず。これは人間としての信義則に反する。また、デフレ下の不況期に消費税率を上げれば、景気の悪化を招くことは97年の消費税増税の経験からも明らか。それなのに、野田首相は同じ過ちを繰り返そうとしている。私はこれを許すことができない。皆さま方と力を合わせて、消費増税法案を廃案に追い込み、野田内閣退陣を訴えたい」と呼びかけました。
幸福実現党・ついき秀学党首
さらに、昨年まで共和党候補としてアメリカ大統領選を戦っていたハーマン・ケイン氏から、「税金の数が多すぎ、そして政府が大きすぎるために、あらゆる国々で経済成長が阻まれている。日本の皆さまが同じ志で変革を起こそうとしていることを本当にうれしく思う」とのメッセージが寄せられたことを、全米共和党顧問(アジア担当)を務める幸福実現党・あえば直道広報本部長が紹介しました。
全米共和党顧問(アジア担当)、幸福実現党・あえば直道広報本部長
集会後、横なぐりの雨と冷え込みをものともせず、参加者は10梯団に分かれ、「国民が苦しんでいる時に増税するな」「財務省の横暴を許すな」などとシュプレヒコールを上げながら、日比谷公園から虎ノ門、新橋、有楽町にかけてデモ行進しました。通りを走るバスからは、手を振る乗客の姿も見られました。
デモ行進の様子
デモ行進の様子
また、国民集会では、参加者の皆様が数多くのユニークなプラカードをご作成くださいました。そのプラカードの一部を紹介いたします。
デモで使われたユニークなプラカード
デモで使われたユニークなプラカード
デモで使われたユニークなプラカード
今後とも、プラカードをご持参のうえ、ご参加を心よりお待ちいたしております。