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平成25年10月16日
国のために殉じた御霊に思いをいたし、哀悼の誠を捧げることは、国家の指導者にとって当然の務めです。安倍首相には、17日からの靖国神社の秋季例大祭に参拝し、内外に国家としての大道と気概を示されるよう期待するものです。
「日本は残虐な侵略国家である」との歴史認識の下、中国や韓国は首相の靖国参拝、さらには憲法改正や国防強化にも異議を唱えます。こうしたなか、中韓とのさらなる関係悪化を避けるべく、安倍首相は靖国参拝を見送る意向との報道がみられます。参拝見送りを外交カードとするのであれば、これは、安倍政権が中韓の圧力に屈したことにほかならず、一層の侮りを招くことにもなりかねません。
折しも、シリア問題や財政問題を背景に、米国が世界の警察の役割から退き、アジアでのプレゼンスが弱まる可能性が出てきています。警察なき世界を見据え、「自分の国は自分で守る」体制を整えると同時に、自国の平和のみならず、世界の恒久平和に尽くすリーダー国家としての日本の立場を鮮明にすべきと考えます。
そのためには、正しい歴史観を取り戻さねばなりません。先の大戦は欧米列強による植民地支配からアジアを解放し、人種差別政策を打ち砕く聖戦であったという真実に立ち返るべきなのです。
わが党として、このたびの秋季例大祭において靖国神社に参拝する所存であり、安倍首相には重ねて靖国参拝を求めるものです。
幸福実現党 党首 釈 量子