成人の日にあたり、新たに成人となられた皆さま、御家族の皆さまに心よりお慶びを申し上げます。
本年は18歳以上への投票権年齢の引き下げも決定し、若い世代に期待が集まっています。
それは未来を担う世代の政治参加によって、この国の限界を突破して「新しい日本」をつくるということでもあります。
御存じのとおり、若い皆さまを待ち受ける未来は、決して安閑としていられるものではありません。
国内では、2017年4月には消費税率の10%への引き上げが予定されています。しかし再増税がもたらすのは、日本経済の沈没にほかなりません。
また、マイナンバー制度など、安倍政権の政策運営は、国民の自由の領域を確実に狭めようとしています。
私たち幸福実現党は、日本が目指すべきは「自由の大国」だと考えています。
自由を大切にする国であってこそ、若い一人ひとりの個性が輝き、夢に向かう努力が報われ、繁栄の未来が拓けるからです。
消費税率を5%に引き下げ、徹底的な規制緩和を行うこと、マイナンバー制度の抜本的な見直しなどの私たちの政策は、必ずや景気を回復させ、若い世代の雇用の拡大や、所得の増加も可能になると考えます。
一方、国外に目を向ければ、この国をいかに守るかという問題が立ち上がっています。
昨年、安全保障関連法が成立し、同法には反対の声もあがりましたが、年初の北朝鮮による水爆実験の発表や、中国の海洋進出の加速化など、アジア太平洋地域の緊張が高まるなか、抑止力強化は待ったなしです。
若い皆さまや愛する家族の生命・安全を守るには、日米同盟を強化するとともに、国防の手足を縛る憲法9条の改正はじめ、「自分の国は自分で守る」体制の整備を急がねばなりません。
その前提として、教育現場で若者の自尊心を破壊してきた「自虐史観」を払拭し、愛国心や信仰心を大切にする社会、日本の誇りを取り戻すことがどうしても必要です。
私たち幸福実現党は、立党七年目のまだ若い政党です。
だからこそ、若い皆さまとともに志や夢を共有し、政治に新しい風を吹かせたいのです。
日本を世界のリーダーとし、地球の平和と繁栄に貢献していきたいと思っています。
「この国に生まれ、この時代に生まれて本当によかった」と心の底から喜べる時代を作るため、私たちは挑戦を続けます。
これからの日本を担われる皆さまの前途が、幸福なものとなりますよう心から祈念いたします。