終戦の日にあたって（党声明）

　72 回目となる終戦の日を迎えました。大東亜戦争で亡くなられたすべての御霊に対し、衷心より哀悼の誠を捧げます。本日、終戦の日にあたって、わが国の来し方行く末に思いをいたし、日本をはじめ国際社会の平和・繁栄の実現に向けた不断の努力を固く誓うものです。

　先の大戦に関する歴史認識を巡っては、「日本はアジアを侵略した」とする東京裁判史観の影響が国内外で根強くみられます。しかしながら、米国をはじめとする連合国側がわが国を断罪した東京裁判は、不当極まりないものにほかなりません。大東亜戦争は、欧米列強の植民地支配から有色人種を解放し、白人優位の人種差別政策を打ち砕くとともに、わが国の正当な自衛権の行使としてなされたものとみるのが、公正な歴史認識だと確信します。

　日本を護り、アジアを解放する大義のために一命をなげうった英霊に対し、国の指導者が哀悼の意を表するのは当然の務めです。内外から非難を受ける謂われなど断じてなく、安倍首相には、堂々と靖国神社に参拝するとともに、天皇陛下の御親拝再開に道を開くよう求めます。

　戦後70 年余を経た現在、国際秩序は大きく揺らぎ、アジア太平洋地域の安全保障環境は悪化の一途を辿っています。軍事的挑発をエスカレートさせる北朝鮮に対し、米国が軍事行動に踏み切る可能性もあることから、北が暴発した場合も想定し、政府には、国民の安全確保、防衛出動発令を可能とする事態認定などに万全を期すよう要請いたします。

　北朝鮮によるわが国や米本土への核攻撃が現実味を帯びるとともに、中国が力による現状変更を試みるなか、誇りある主権国家として、自国の平和と安全を守り抜ける体制を整備すべきというのが、わが党の考えです。

　自虐史観談話の撤回を通じて日本の誇りを取り戻すと同時に、憲法9条の全面改正、防衛費増強による防衛装備の強化など抜本的な国防強化を図るべく、わが党は引き続き力を
尽くしてまいる所存です。

　なお、本日、幸福実現党は、党首以下、党役員及び有志で靖国神社を参拝いたします。

　併せて、東京・赤坂のユートピア活動推進館にて式典を執り行い、英霊に感謝の誠を捧げるとともに、この国の未来を護る決意を新たにいたします。