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香港の民主活動家の逮捕について(党声明)
令和元年8月30日
幸福実現党
30日朝、香港の民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏と周庭(アグネス・チョウ)氏がデモ隊による集会を扇動したなどとの疑いで、警察に逮捕されました(※)。29日には、同じく民主活動家の陳浩天(アンディ・チャン)氏も逮捕されています。
「逃亡犯条例」改正案は、中国本土への犯罪容疑者引き渡しを可能とするもので、香港が中国に返還されるにあたって約束された「一国二制度」を有名無実化するものです。改正案の完全撤回がいまだ表明されておらず、香港市民による大規模な抗議活動が今なお続いています。
活動家への取り締まり強化の姿勢が鮮明になっている中、香港政府は、通信や集会を制限する「緊急状況規則条例」(緊急法)を発動するとの観測も広がっています。市民の声を無下にして、デモ鎮圧への強硬姿勢をエスカレートさせるなどもってのほかです。
香港の危機は今後、台湾、沖縄に波及する可能性が高く、この問題は日本にとっても「対岸の火事」ではありません。自由と民主主義を弾圧する動きは、到底受け入れられるものではなく、日本は、香港政府に対し断固抗議を行うべきです。それとともに、中国による覇権主義を抑止する立場を明確にして、米国、英国などと連携しながら国際世論を形成し、場合によっては中国への制裁も検討すべきです。
幸福実現党は、「自由・民主・信仰」を政治の基本原則とし、独裁や専制の動きには毅然とした姿勢を貫いて参る所存です。
以上
(※)二人は同日保釈。