「終戦の日にあたって」(党声明)

 

「終戦の日にあたって」(党声明)

2025年8月15日
幸福実現党

 

本日、わが国は80回目の終戦の日を迎えました。先の大戦で亡くなられたすべての御霊に対して、衷心より哀悼の誠を捧げます。

先の戦争について、日本では、日本だけが悪かったとする「自虐史観」と、日本に非はなかったとする二つの見方の間で揺れてきました。こうした両極端の見方を脱し、「世界の中の日本」という視点を持ち、新しい未来を創造していく必要があるのではないでしょうか。

先の大戦での日本の戦いには、欧米による植民地支配からアジアを解放したという世界史的な意義がありました。一方、敗戦という結果が生じたことの原因分析と、当時の指導者の反省は十分とは言えません。

こうした「無責任体制」は、現在にも尾を引いており、これが日本の政治の限界をつくっています。
現在の日本は、核を持つ中国、北朝鮮といった国に囲まれているうえ、「運命共同体」ともいえる台湾も中国が虎視眈々と侵略を狙っている状況です。しかしながら、日本の政治的リーダーは現在の危機を正しく理解せず、責任を持った国防強化の判断ができていないというのが実情です。特に、ロシア−ウクライナ戦争において、日本は単に欧米に追随してロシアを敵に回す判断を行った結果、中露の結びつきが強まり、東アジアにおける安全保障環境は深刻さを増すばかりとなっています。

全体主義国家が世界を席巻し、「争い」が無くなったとしても、そこに「自由」はありません。私たちは、神仏の願う「正義ある平和」こそ、本当の平和であると考えます。そのために、今、日本は正しい武士道精神を発揮することこそ必要だと考えます。

武士道とは決して命を粗末にすることではありません。先の大戦では、兵站を無視した知恵のない作戦や、人命軽視の作戦、非戦闘員にまで死を称揚するような風潮がありましたが、これは「浅い武士道」というべきものです。武士道の神髄は、神仏の願われる正しさのために粘り強く努力していくことにあります。日本は「正義ある平和」の実現を決意し、複雑化する世界の中で世界的な視野を持って外交に知恵を絞り、平和を守るための備えをしっかり行うなど、不断の努力を行っていかなければなりません。

幸福実現党は真なる武士道を政治に体現し、全体主義・唯物論国家と「自由・民主・信仰」の価値観を有する国家との戦いのフロントラインに立つ日本、台湾を守るべく、今後も、声をあげ続けて参ります。

なお、本日、ユートピア活動推進館において、英霊への感謝と慰霊のための式典を執り行います。

以上

 

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