いまこそ憲法改正
【幸福実現ニュース党員版第45号 1面】

大川隆法総裁が示す真実の歴史認識

 5月、憲法改正機運の高まるなか、左翼・マスコミ勢力と米中韓の“歴史観包囲網”により、次第に安倍晋三首相の弱腰姿勢が目立つようになりました。
 そうしたなか、大川隆法総裁は憲法論、歴史認識に関する霊言を次々に収録。5月15 日には、「安倍政権が次第にポピュリズム化し、『村山談話』を丸ごと認めてしまったのには驚いた。こんな腰くだけ政権で憲法改正ができるのか」(『憲法改正への異次元発想』あとがき)と指摘しました。
 また5月17 日には、「もうすぐ終戦七十年である。『戦後』はもう終わらせなくてはならない。新興侵略国家からこの国を守らなくてはならない。政府よ、もう謝るのはやめよ。『日本を取り戻す』のではなく、『日本の誇り4 4を取り戻す』ことが大切なのだ」(『公開霊言 東條英機、「大東亜戦争の真実」を語る』あとがき)と述べました。
 事実に基づく正しい歴史観に立脚しない限り、国益は損なわれるばかりであり、日本は今こそ、「国家の気概」を取り戻さなくてはなりません。

 

自虐史観の払拭で日本の誇りを取り戻せ
いまこそ憲法改正

安倍晋三首相がいったんは見直しを表明した「村山談話」の踏襲に続き、「河野談話」も継承。また、参院選の争点として憲法改正の発議要件を緩和する憲法96 条改正を掲げると明言していたものの、トーンダウンしています。

 安倍政権の〝変節〟の背景には、参院選までは安全運転に徹しようとの政治的思惑や、靖国参拝をはじめとする歴史認識をめぐり、米
国の圧力や中韓の非難があると考えられます。

 

捏造された歴史

 しかしながら、日本が先の大戦でアジア諸国に対して侵略を行い、残虐な行為を重ねたという「自虐史観(東京裁判史観)」は、史実
に基づかない捏造です。
 1941年、アジアに権益を持つ国々による対日経済封鎖であるABCD包囲網を敷かれ、石油などの資源が輸入できなくなったことから日本は開戦を余儀なくされたのであり、わが国が一方的に侵略戦争を仕掛けたという見方には無理があります。
 また、中韓による対日批判の材料として取り上げられるのが、「従軍慰安婦の強制連行」(3面参照)や「南京大虐殺」です。
 「南京大虐殺」とは、1937年、旧日本軍が南京攻略戦の際、多数の中国人を虐殺したとされる事件で、中国政府は犠牲者30万人など
と喧伝しています。しかし、一般市民を含めた30万人もの大虐殺は信憑性に乏しく、南京大虐殺は中国共産党による戦時プロパガンダの域を出ません。
 にもかかわらず、「過去の戦争で、日本がアジア諸国に対し一方的に悪事を働いた」という歴史観が世界で支持を得るようなことになれば、外交、安全保障のみならず、憲法改正や教育にも深い影響を及ぼします。

 

情報発信力の抜本強化を

 国際社会における世論形成で、日本は大きく後れをとっています。韓国は米国でロビー活動を繰り広げ、複数の州議会で、従軍慰安婦問題に関する日本政府の責任を問う決議が採択されています。また中国は、国際世論対策として年間で7000億円もの予算を投じていると言われます。
 そこで、幸福実現党は国益を守るために、日本は国際世論の形成にもっと力を注ぐべきと考えています。
 同時に国内では、正しい歴史教育の推進が急がれます。教科書検定において、中国、韓国への配慮を求める「近隣諸国条項」の撤廃は当然であり、愛国心を養う教育を推し進めるべきです。
 そもそも日本社会に自虐史観が根付いた要因は、敗戦を機に国家主権に対する明確な考え方と正しい歴史観を喪失した戦後政治に求めることができます。幸福実現党はかねて宮沢談話や河野談話、村山談話の撤回を訴えていますが(注)、自虐史観払拭に向けた政治家の毅然たる決断が急がれます。

 

迫る国防の危機 憲法改正待ったなし

 左翼・マスコミや中国・韓国等の近隣諸国は、「日本は残虐な侵略国家だった」との歴史認識を振りかざし、「日本が改憲したら再び侵略を始める」とばかりに、憲法改正を邪魔立てしようとしています。
 しかし、自虐史観に足をすくわれて、これ以上、改憲や国防を棚
上げするわけにはいきません。核ミサイル保有を急ぐ北朝鮮や、尖閣奪取の意思を鮮明にする中国など、日本を取り巻く安全保障環境が著しく悪化しているのは、もはや誰の目にも明らかです。
 そこで幸福実現党としては、国民の生命・安全・財産を守るために憲法9条を改正し、防衛軍を組織するとともに、「今、そこにある危機」に即応すべく憲法解釈を変更し、憲法前文でうたう「平和を愛する諸国民」とは言えない国家に対しては9条を適用しないことを明確にした上で、自衛隊法などの関連法を包括的に見直し、有事への備えを万全にするよう提言します。
 今こそ、日本は真実の歴史認識と国家としての誇りを取り戻さなくてはならないのです。

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