師走の総選挙、幸福実現党は「この国に、もっと自由を。」とのキャッチフレーズを掲げ、8%から5%への消費減税」「教育改革」「国防強化」の3つの挑戦によって、「自由の大国」を実現すべきことを訴えました。しかしながら、当選者を出すには至りませんでした。寒空の下、共に戦ってくださった党員の皆さまに深く感謝申し上げるとともに、ご期待に応えられなかったことを心よりお詫び申し上げます。
※この記事は「幸福実現NEWS」第64号党員限定版の内容をホームページ用の記事にしたものです。
先行き不透明なアベノミクス
選挙は安倍政権の圧勝に終わりましたが、白紙委任することはできません。安倍首相が提唱するアベノミクスの三本の矢、すなわち大胆な金融緩和、機動的な財政出動、そして民間投資を喚起する成長戦略という考え方自体は、わが党がかねて訴えてきた政策です。しかし、消費増税を認めることは決してできません。昨年4月の消費税率の引き上げ以降、二期連続のマイナス成長となっていることからも、消費増税が日本経済にダメージをもたらすことは明らかです。
ここにきて、デフレ脱却が危うくなることを理由に、安倍首相も2015年10月に予定されていた消費税率の10%への再引き上げを17年4月まで18カ月延期する方針を表明しています。しかし、自民党が総選挙で掲げた「この道しかない」というスローガンが、消費再増税の確実な実施を指すのであれば、とんでもない間違いです。その前年、16年夏の参議院選挙での争点化を避ける狙いも透けて見えますが、5%から8%への引き上げで経済が低迷するなか、2年半後の増税を約束すること自体、無責任極まりないと言わざるを得ません。
日本の繁栄を牽引(けんいん)するのは、民間の自由な経済活動です。政府は経済成長の足かせとなる増税ではなく、民間主導の成長に向けた環境整備に力を注ぐべきです。幸福実現党は5%への消費税率引き下げをはじめ、大胆な規制緩和により、国民生活への政府関与を大幅に縮小するよう提言しています。今、求められているのは、「安い税金」の「小さな政府」なのです。また、消費減税こそが、高齢者や低所得者には最大の福祉となることも見逃してはなりません。
急がれる憲法改正
今回、自公両党で憲法改正の発議に必要な3分の2以上の議席を確保したことで、公明党が慎重姿勢とはいえ、憲法改正への道筋が見えてきたのは確かです。次に控える来年の参院選で与党が3分の2を獲得できれば、改憲が具体化してきます。
安倍政権の暴走を危惧する向きもありますが、米国が凋落傾向にあるなか、軍事的台頭著しい中国が、日本の領土・主権をめぐって挑発行為をエスカレートさせています。また、核ミサイル保有を急ぐ北朝鮮の動向などを踏まえれば、他国の侵略行為から国民の生命・安全・財産、そして自由を守るためには憲法9条改正による国防強化は喫緊の課題です。経済政策が失敗すれば、政権運営も危うくなり、憲法改正が遠のきかねないことを安倍政権は心すべきです。
この国に誇りを
改憲の機運の高まりに対しては、軍国主義の復活を懸念する声も出ています。こうした反発の背景には、「先の大戦で日本はアジアを侵略した」という東京裁判史観がありますが、これは、日本弱体化をもくろむ戦勝国によって広げられた歴史観にすぎません。
歴史認識をめぐる日本の名誉を回復するには、慰安婦問題への旧日本軍の関与を認めた「河野談話」の白紙撤回が急がれます。戦後70年を機に、政府は新談話を発出し、正しい歴史観に基づく日本の姿勢を確立すべきです。同時に、歴史教育の充実や対外的な情報発信力の抜本的強化を図り、国内のみならず、国際社会においても公正な歴史認識を共有しなくてはなりません。
日本の誇りを取り戻し、国の守りを強くすることなくして、日本の未来は開けません。幸福実現党は、この国を強く豊かにするために、引き続き精力的な活動を展開していきます。
幸福実現党は、「中国による『南京大虐殺』『従軍慰安婦』のユネスコ記憶遺産への申請に抗議し日本政府に万全の措置を求める署名」を呼び掛けています。
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- 書籍紹介
『自由を守る国へ』
国師が語る「経済・外交・教育」の指針
この一冊に、日本政治の未来を拓く「鍵」がある。
限界に来た「アベノミクス」に突破口はあるか
これからの「国防・外交」はどうあるべきか
「道徳教育」「憲法改正」について「成長戦略」として打つべき手とは
『国際政治を見る眼』
―世界秩序の新基準とは何か
世界はどう動くのか? 日本は何を成すべきなのか?
地球的正義の観点から「未来への指針」を指し示す!
いま、日本人が知るべき国際政治の論点と、その打開策。
『南京大虐殺と従軍慰安婦は本当か 南京攻略の司令官・松井石根大将の霊言』
朝日新聞の謝罪会見によって揺れる国際世論―
はたして南京大虐殺と従軍慰安婦はあり得たのか!?
当事者の証言を緊急発刊!
「南京大虐殺論争」に終止符を打つ!
『天に誓って「南京大虐殺」はあったのか―『ザ・レイプ・オブ・南京』著者 アイリス・チャンの霊言―』
「南京大虐殺」を世界に広めたジャーナリストは死後、何を思うのか――
謎の死から10年、衝撃の懺悔!私は「偽書」を書かされ、政治利用されただけだった。
『本多勝一の守護霊インタビュー―朝日の「良心」か、それとも「独善」か』
自虐史観の発端をつくった 「南京大虐殺」事件。
その事件ねつ造の理由とプロセスのすべてを記者本人の守護霊が告白した!
日本の歴史認識問題をくつがえす衝撃のスクープ!
※この記事は「幸福実現NEWS」第64号党員限定版の内容をホームページ用の記事にしたものです。