【太陽の昇る国へ】この夏、日本として反転攻勢を – フジサンケイ・ビジネスアイ連載

「フジサンケイ・ビジネスアイ」WEBサイトに、連載記事【太陽の昇る国へ】が掲載されましたので、その一部を転載いたします。

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 --安全保障関連法案が衆議院で可決され、法案審議の舞台が参議院に移されました

 迅速かつ建設的な審議がなされ、法案の早期成立が図られることを強く望みます。

 憲法学者らが同法案を「違憲」「立憲主義に反する」と断じているほか、国会前で廃案を訴えるデモが繰り広げられるなど反対運動が盛んですが、この国を取り巻く状況は、安閑としてはいられないのが実情です。北朝鮮による核・ミサイル開発や中国の軍備増強、南シナ海での岩礁埋め立てなどアジア太平洋地域の緊張が高まるなか、日本はもとより地域の平和を守るためにも抑止力強化は欠かせません。

 「平和を守れ」と叫ぶのも結構ですが、現実から目を背け、この国の平和、安全を守るための務めを政治家が怠ることは許されません。現行の憲法解釈を金科玉条とし、国家国民を守るための手立てを講ずることができないならば、国家として最低限の責任を放棄するに等しいと言わざるを得ません。

 そもそも、現行憲法は戦後、GHQが日本に押し付けたものにほかなりません。憲法をありがたがるあまり、日本を危機に陥れることなどもってのほかです。日本を取り巻く状況を冷静に見据え、安保法案の成立はもちろん、憲法9条の改正に踏み切るべきです。

 --さて、今月初め、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録が決定しました

 世界遺産登録にあたり、これまで尽力されてきた関係者の皆さまには敬意を表したいと思います。しかし、戦時徴用をめぐる韓国との“外交戦”で、日本外交が敗北したことは明らかです。

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