「フジサンケイ・ビジネスアイ」WEBサイトに、連載記事【太陽の昇る国へ】が掲載されましたので、その一部を転載いたします。
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--3日、中国が抗日戦争勝利記念の行事を開催。過去最大規模の軍事パレードでは、1万2000人の兵士を動員したほか、国産の新型兵器を公開しました
内外に強大な軍事力を誇示し、国威を発揚しようとする狙いがあったことは明らかです。国際法を無視し、力による現状変更を中国が試みるなか、安倍晋三首相はもとより、欧米主要国の首脳が出席を見送ったのは当然の判断です。
また、今回の行事に「抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利」などと銘打っていることからは、「戦勝国」として中国共産党政権の正統性を強くアピールしたい意向も見て取れます。
しかしながら、これは中国による歴史の捏造(ねつぞう)にほかなりません。習近平国家主席は式典で「徹底して日本軍国主義の侵略者を打ち負かした」などとスピーチしましたが、かつて日本軍と戦った主流は、蒋介石が率いていた国民党軍であり、毛沢東を指導者とする中国共産党ではありません。共産党がさも抗日戦の主役であったのごとき言辞は、真っ赤な嘘であると申し上げておきたいと思います。
--習近平主席は「覇権を永遠に唱えず、拡張を永遠に行わない」ことや、中国軍の30万人削減も表明しました
人員削減は、最新兵器の導入など中国軍の近代化に伴うものでしょうし、驚くには値しません。また、なりふりかまわぬ海洋進出を展開し、東シナ海で尖閣奪取を狙うほか、南シナ海では大規模な埋め立てを進めるなど、地域の緊張を高めているのが中国です。強大な軍事力を背景に他国を脅かしておきながら、「覇権を唱えず、拡張を行わない」とは、片腹痛い限りです。…
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