文字サイズ
北海道本部の森山よしのり統括支部長と、野市裕司代表が10日、高橋はるみ道知事宛てに「道民の命を守るために原発再稼動を求める要望書」を提出しました。
北海道胆振東部地震の際、北海道全域の停電によって病院の患者などが命の危険にさらされたこと、道民の生活が危機的状況になったことなどを挙げ、「泊原発を再稼働することを国に働きかけ、冬季に向けて安定した電力供給量を確保すること」を求めています。
環境エネルギー室の担当者からは、「電力供給体制の確保に努めたい」とのことでした。また、原発の再稼動については、「安全性確保のため、原子力規制委員会の安全審査が出るのを待ちたい」とのお話を伺いました。
野市代表は「北海道の地震に関しては、マスコミも『収束に向かっている』といった雰囲気です。しかし、これから真冬にかけて同じように停電したら、本当に大変です」と話しています。
森山統括支部長は「冬に同じような規模の大地震が起きないとは、誰も言えないはずです。もし、現実にそれが起き、数多くの方が亡くなる事態が生まれたら、誰が責任を取るのでしょうか。こうした危機と隣り合わせの生活を道民に強いるのは、明らかに理不尽です。引き続き、冬の大停電を防ぐため、電力の安定供給、泊原発の再稼動を訴えて参ります」と話しています。