幸福実現党は大韓民国海軍哨戒艦「天安」沈没事件に際し、同艦沈没に関する国際軍民合同調査団の最終報告書、並びに大韓民国(以下「韓国」)、朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)の態度を勘案した結果、朝鮮半島有事の勃発を含む事態の悪化を懸念するに至り、下記声明を発表する。
記
幸福実現党は、同じ東アジアの一員たる日本国民として、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没の犠牲となった同艦乗組員に心より哀悼の意を表する。
また、幸福実現党は、東アジアの一員たる日本国民として、東アジアの平和と繁栄を望むものであり、武力紛争の生起を望まない。本件は日本を含む国際社会の協力によって、可及的速やかに解決すべきである。
幸福実現党は、日本政府に対し、韓国・北朝鮮両政府との間の調停に主導的な役割を果たすよう強く求める。併せて、朝鮮半島情勢が如何なる事態に立ち至るも、事態の早期解決に尽力することを強く求める。
幸福実現党は、半島有事が生起する可能性も見据え、日本国民の生命、安全と財産を守るべく、日本政府に対し、以下の提言を行う。
(1)普天間基地移設問題の迷走を機に弱体化した日米同盟を可及的速やかに修復し、半島有事が生起した際、日本は韓国を支持し、アメリカ合衆国との共同作戦を通じ、韓国を支援することを約するべきである。
(2)半島有事に際し、いかなる勢力も、日本の領域に武力で侵攻・攻撃し、それによって我が国国民の生命、安全、財産を奪うことは断じて許さないことを「毅然たる精神」をもって表明すべきである。
(3)日本政府は、早急に防衛力を強化すると共に、日本領域に対する侵攻に対しては、自国防衛のために断固とした措置を講じるべきである。
(4)日本政府は、半島有事が生起した場合でも、有事の早期終結に向け、最大限の努力をなすべきである。
幸福実現党 党首 石川 悦男