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「憲法9条改正を参院選の争点に」
幸福実現党党首・やない筆勝
--憲法改正をめぐる安倍晋三首相の発言が揺れています
安倍首相は憲法改正の発議要件を定めた憲法96条改正を参院選の争点に掲げると表明していましたが、ここへきて、議論はまだ熟していないなどと軌道修正しつつあります。どうも腰が据わっていない感じです。
そもそも改憲に当たって、改正要件の緩和を図る96条改正から入ることには、一定の疑問もあります。日本を取り巻く安全保障環境の悪化を受け、9条改正が急務となる中、その一里塚としての96条改正は一つの考え方ではありますが、政権交代のたびに大改正が行われる恐れも否定できません。安倍首相の発言の変化は、連立相手の公明党への配慮などが働いたものでしょうが、安倍首相は本心を隠すことなく、9条改正の必要性について、堂々と国民に訴えるべきです。
また、安倍首相は歴史認識に関しても、いったんは見直す意向を示していた「村山談話」について、その継承を表明するなど、“変節”ぶりが目立つようになっています。
安倍首相の後退姿勢を受けて、護憲勢力や一部のマスメディアが勢いづいている感もありますが、こうした安倍首相の姿勢そのものが、近隣諸国や護憲勢力に付け入るスキを与えているともいえるのではないでしょうか。・・・
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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130524/mca1305240501001-n1.htm
<フジサンケイビジネスアイ 寄稿コラム>
※第2・第4金曜日に掲載