【活動報告】不登校の解決に向けて ─「全国平均の２倍」に向き合う─

不登校の解決に向けて ─「全国平均の２倍」に向き合う─

埼玉県三芳町 細田みつえ町議

　埼玉県三芳町の細田みつえ町議は、12月の議会一般質問で、不登校の問題について質問しました。

　細田町議は、不登校児支援スクール『ネバー・マインド』の相談員として活動し、町民からも様々な相談を受けてきました。

　三芳町では中学生の不登校の人数が全国平均の約2倍といいます。

　「不登校への対応を質問したところ、学校教育課長より『フリースクールという選択肢もある』との答弁を頂きました。事前に不登校児が再登校を目指して通う、町立の『適応指導教室』も視察したのですが、学校以外の選択肢を学校側が認めることは、解決のために必要ですので、一つ前進だと考えています。学校と保護者がしっかり相談の時間を持つことも解決の糸口になります」

　細田町議が「高校生の不登校」について保護者から相談を受けたことをもとに、「県の教育委員会に、高校生の不登校の調査を要望していただきたい」と質問したところ、教育長から「県の教育委員会の会議で伝える」と回答がありました。「高校は義務教育ではありませんが、ひきこもりにもつながる可能性も高いので、町にできる取り組みはしたい」と細田町議は語ります。