
令和8年元旦
幸福実現党 党首 釈量子
新年、あけましておめでとうございます。
日頃より、幸福実現党に対しまして、格別のご支援、ご協力を賜りますことに心より感謝申し上げます。
旧年も皆様のお力添えにより、着実な前進を刻むことができました。幸福実現党の議員は現在全国55名となり、新人のみならず、二期、三期と再選を重ねた議員たちも、一層汗を流していく決意です。
また各地の社会変革活動や街頭演説では暖かいお励ましをいただき、ポスター掲示でも多くの皆様にご協力を頂きました。
「バラマキは増税のもと 小さな政府、安い税金を」は、創立者・大川隆法総裁の「新・日本国憲法試案 第十一条」をもとに、立党時から訴え続けてきた主張ですが、最近、多くのご賛同をお寄せていただいています。
また、台湾有事をめぐり日中関係が転換点を迎えるなか、私たちが訴える「台湾を二度と見捨てない」のメッセージは、台湾現地にも広がりつつあります。
しかしながら、世界の混迷の闇は一層深まり、国内外の政治は決して楽観できる状況にありません。
高市早苗首相が進める「責任ある積極財政」という名のバラマキはインフレや増税に拍車をかけ、日本の国力低下は必至です。他方、中国の習近平政権は2027年の台湾併合を目指していると目されるなか、軍備増強を続けています。またロシア─ウクライナ戦争も開始から4年が経過しつつあり、宗教対立を根源としたイスラエル─ガザの戦争は2年を超えました。
幸福実現党は本年、宗教政党としての原点に立ち返りすべての皆様の幸福実現のための思想戦を展開してまいります。それは宗教的真理による、過てる「常識」への挑戦と言えるでしょう。
幸福実現党は、人間は造物主によって創造されたかけがえのない魂であり、この地球という魂修行の場で心を磨いている存在であるという「霊的人生観」をお伝えしていくことが、自由と自助努力型の政策を訴える前提としても、また世界恒久平和の実現のためにも、どうしても必要であることを痛感しています。
例えば、現代では「格差是正こそ正義」として、血税を吸い上げ、分配する「大きな政府」になっています。しかし、働かない者に金をばら撒き、常に財政赤字を作り続ければ、人間の大切な勤勉の精神を奪ってしまいます。「大きな政府」か「小さな政府」かは、現代経済学の主戦場ですが、経済から「心」を切り離せば、真っ当な経済の感覚を見失い、働かない人が徳をするような「不条理」が横行してしまいます。これは単なる経済の問題ではなく、「奪う愛か、与える愛か」という生き方の問題であり、宗教的には、死後、天国と地獄を分けることにもつながります。
中国や北朝鮮の唯物論国家の弾圧に対して声を上げるのも、民族や肌の色の違いを超え、神仏の子としての尊厳を持つ人間が虐げられるのが耐え難いからです。
中東ガザの戦争も悲惨を極め、七万人以上の命が失われました。その根本は民族宗教の対立であり、根本解決のためには、キリスト教のイエスの天なる父とイスラム教のアッラー、中東に広がるエロ―ヒムが実は同一のエル・カンターレという存在であるという宗教的真実を知ることが、恒久平和の実現には不可欠であると考えます。
日本の信仰形態では、世界宗教で説かれる造物主信仰が遺っていません。しかし古事記、日本書紀の原著ともされる古代文献「ホツマツタヱ」には「天御祖神」という日本の祖なる神の存在が説かれ、大川隆法総裁は、その大和の国、武士道の精神を現代に復活させています。創造主信仰に目覚めることで、日本の誇りを取り戻し、武士道国家として新生できると確信しております。
宗教政党として精進を
日本は未だに宗教に対する偏見が強くあります。しかし宗教政党であること自体が、既存の政党と全く違う幸福を生み出せる無限の可能性があると考えます。
国民世論を根底から変えるための思想戦を続け、お一人お一人の心に希望を灯せる政党となれるよう、精進を重ねてまいる所存です。
本年も何とぞご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。










